戦国武将を扱ったのぼうの城は、とにかく面白く、今で言うKYの城主のあだ名をのぼうと農民たちが呼ぶほどで、甲斐姫とともに豊臣秀吉の北条攻めにより石田三成らの軍勢が侵攻したときのお話です。
2007年末に小学館から出版された本で、『のぼうの城』が、クチコミで人気が拡大しジワジワと売れ出しています。
ジュンク堂書店池袋本店でも既に100冊以上売れ、最近では1カ月で50冊ぐらいが売れている。
小学館では、のぼうの城の重版が追いつかず、店頭品切れ状態が続いています。
脚本界の大きな新人賞「第29回城戸賞」も受賞したのぼうの城は、映画化の話も進んでいるためさらにブレイクする可能性が大きいです。
著者の和田竜は、のぼうの城がデビュー作で新人作家です。
時代小説界に大型新人がひさびさの登場で、業界の注目度も急上昇しており、カバーイラストが人気のオノ・ナツメであることからも、一見「オノナツメの新作読み切り漫画」と思ってしまう人もいるようですが、元々脚本として書かれたれっきとした歴史小説で読みやすく、特に若年層にのぼうの城は受けています。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
のぼうの城の感想では、時代小説、それも戦国時代のものなどは、普段ほとんど読まないのですが、夢中になって読んでしまいました。
めったに自分から進んでバリバリの戦国武将が登場する時代小説は読まないんですが、のぼうの城のような小説ばっかりだったら時代小説をもっと読むようにしようと思いました。
私は歴史小説はあまり読まないが、オノナツメさんのジャケットで買ってしまって、戦国時代の部将達の息吹にものすごく引き込まれ手しまいました。と、時代小説や歴史小説などに縁のない人達も、のぼうの城を読むと時代小説を見直すようになっています。
時代小説に縁のない人達でも戦国時代が大好きであれば、楽しめるエンターテイメント小説です。
大河ドラマで戦国時代が取り上げられると、女性ファンが喜び見入っている姿を良く見かけますが、戦国武将は女性にとても人気があるようです。
重い話より、面白い話がとにかく読みたいという場合には、のぼうの城はオススメしたい一冊になるようです。
「のぼう様」と呼ばれ、誰よりも領民に愛された、でくのぼうが主人公の小説です。
現在の埼玉県行田市にあった忍城(おしじょう)という城とその城下町が小説の舞台で、小田原の北条と同盟を結ぶ領主成田が治める土地で、豊臣秀吉の北条攻めにより石田三成・大谷吉継・長束正家率いる計二万のです。
忍城が再建され、三成の築いた石田堤が今も残っていますが、忍城の攻防や、領主成田長親の功名を知る人は、あまりいないのではないでしょうか。
風野真知雄の時代小説「水の城」(祥伝社文庫)が2000年に刊行され、はじめて長親が取り上げられた武将です。
「のぼう」とはつまりは「でくのぼう」を短くした言葉で、領民たちが長親を呼ぶ時のあだ名で、武器は使えず馬にも乗れず、場の空気も読めず常に何も考えずボ〜っとし、戦うのを嫌がり、百姓たちから恐れられるほど不器用な長親が、どうして、北条側の城で唯一最後まで開城せず粘りに粘ることができたのでしょうか。
スポンサード リンク